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虹

​診察室へようこそ

認知症の生活リハビリ(1)

2026年4月

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高齢の認知症の患者さんが増えています。その中には、生活リハビリをして症状が改善してくるケースがあります。

 

老夫婦の妻が認知症になり、息子さん夫婦に引き取られました。引っ越しをし、お嫁さんとの同居となったため、

新しい生活になじめず居心地が悪そうでした。ご家族と相談して、少し家事を手伝ってもらうことに

しました。自分の食べたお茶碗を洗うこと。家族が取り込んだ洗濯物をたたむこと。ただし、お茶碗

の洗い方が汚くても、本人の目の前での洗い直しはしない。家事をしてもらったら、必ず”ありがとう”

とお礼を言う。との取り決めをしました。だんだんお茶碗はきれいに洗えるようになりました。

雨が降ったある日、お嫁さんが急いで帰宅すると、洗濯物が取り込まれ、きれいにたたまれて

いました。その患者さんは、”洗濯物の係は私ですから”と胸をはって言われたそうです。

認知症の患者さんも、私たちと同じように自分が色々できないことに対する不安を抱えておられます。

家事をして、ありがとうと言われることで、少しずつ自信を取り戻すのではないかと考えます。

また、家事の一部をになうことで家の中での居場所もできるのではないでしょうか。

誤嚥性肺炎とブローイング(3)

2026年3月

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訪問診療を受けている患者さんは、訪問看護も利用しています。            
誤嚥があり呼吸音の増悪を認めた場合、訪問診療時にペットボトルによるブローイングを指導しています。            
そして踵をしっかり床につけ背すじをまっすぐにして座るよう指導をします。食事の時もブローイングの            
時も常にその姿勢をとってもらうようにしています。            
同時に訪問看護ステーションに対して、訪問看護時にブローイングをしてもらうよう指示を出します。            
また、口腔、咽頭、喉頭周辺の筋肉を鍛えるために、舌の運動や嚥下準備体操、発声の練習を指導をする            
よう指示を出しています。            
           
当クリニックがよく利用する訪問看護ステーションの看護師さんは慣れたもので、誤嚥を疑った場合            
には家にあるペットボトルを利用してブローイングの指導を開始し、あとで、ブローイングの指導を            
開始しましたと報告があるようになりました。            
また看護師さんは、口腔内を清潔に保って細菌の誤嚥を防ぐ目的で、歯磨きの指導や口腔清拭の指導も            
しています。            
           
患者さんも日常生活の中で、ブローイングをすることが当たり前になり、毎食後に定期的にブローイングを            
するようになってきています。            
そのおかげで最近は、訪問看護ステーションに対して誤嚥性肺炎治療目的で抗生剤の点滴の指示を出すこと            
もなくなっております。 

急性気管支炎とブローイング

2026年2月

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今月は、急性気管支炎に対してブローイングの効果があったお話をしたいと思います。

この冬は風邪の後、気管支炎の症状が持続し咳・痰が続く症例が例年に比べてたくさんありました。

熱発も感冒症状もそれほど強くなく、その数日後から咳が出始めます。次第に喀痰の量が多くなり咳がひどくなってきます。

聴診をすると全例に、肺の一部、あるいは全体に痰がたまった雑音を聴取しました。数例に、胸部レントゲンや血液検査を

しましたが、それほど問題を認めませんでした。希望のあった患者さんにはコロナ・インフルエンザの検査をおこなっており

ますがいずれも陰性でした。

治療としては、気管支拡張剤の貼付を開始し、ブローイングの指導をおこないました。今回は若い方が比較的多かったため、

皆さんブローイングが上手にできておりました。

1週間後に確認の外来受診をしていただきました。ブローイングにより痰が良く出るようになり、痰が出ると咳もましに

なり呼吸も楽になるようです。なかには1週間後にすっかり良くなった方もありましたが、ほとんどのケースは改善するまで

2-3週間かかりました。ブローイング開始後の最初の受診の時は、“びっくりするほど痰が出ます。でも痰が出ると楽になり

咳もましになります。“次の受診の時は、“痰の色がきれいになり、咳が少なくなったため夜もよく眠れるようになりました。”

その次の受診時は“咳も痰もほぼ出なくなりました” と皆さん同じような経過報告がありました。

この冬の初めの時期は、抗生物質の投与が必要となった方や、1例は肺炎を合併して入院が必要になった方もありましたが、

ブローイングを取り入れてからは、皆さん抗生剤を使用することなく改善しております。

 

高齢の方で誤嚥を時々するので、毎日ブローイングを続けたいと言う方がおられ、また若い方は、今後また咳と痰が続く時には

自分でブローイングをやってみたいと、皆さんブローイングに対しては好意的な印象を持たれたようです。

2026.2

慢性閉塞性肺疾患(COPD)とブローイング

2026年1月

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今回は、慢性閉塞性肺疾患(COPD)に対してブローイングの効果があったお話をしたいと思います。

大阪市内に住んでいた高齢の父親が娘さんに引き取られ、千里ニュータウンに引っ越してこられました。
肺気腫のため在宅酸素療法を受けておられ、また移動は家の中ではなんとか歩けますが、外では車いすが必要でした。
5Lの酸素吸入をしておられ、呼吸音も悪く、明らかに肺に痰がたまっていました。痰が出にくいため、電気屋さんで
吸入器を買ってもらい、1日3回、吸入およびブローイングをしていただきました。デイサービスにもお願いをして、吸入
とブローイングをしてもらいました。訪問診療時には、排痰を促すため肺理学療法を行いました。ブローイングをすると
痰が出て、呼吸が楽になるためご自分でも積極的にブローイングに取り組んでおられました。
同時に、日常生活動作のリハビリ、下肢筋トレ、歩行練習を指導。訪問看護でもリハビリを続けてもらいました。
最初日中はベッドで寝て暮らそうという姿勢がみられましたので、ベッドで過ごさず、台所の椅子に座ってテレビを見て
過ごすよう指導しました。

排痰ができるようになると次第に呼吸音が改善し、吸入酸素量を2Lまで減らすことができました。そうなると、ご本人
はがぜん意欲が出てきてリハビリが進み、酸素ボンベを引いて、外歩きの練習ができるようになりました。
ご本人は、なくなられた妻のお墓参りがしたいと希望をし、コツコツと呼吸療法と歩行のリハビリを続けました。
1年半後、酸素ボンベを自分で引っ張り、夕陽が丘まで地下鉄に乗ってお墓参りをすることができました。

2026.1

​今後も、いろいろな疾患に対して追加をしていきますので、よろしかったら、また覗いてください

院長

渡辺満喜江

住所

大阪府豊中市上新田3-4-17

電話番号

06-6835-7550

 車椅子でも利用できるトイレ 

アクセス

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桃山台駅より徒歩8分

竹見公園北向かい

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〒560-0085 大阪府豊中市上新田3-4-17
電話番号 06-6835-7550

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